「何か面白い仕事ないかな?」
転職活動をしていてそんなことを考えたことはないでしょうか?
社会人として転職先を考えるのにあまりに稚拙ではないかと、この考えを自分で打ち消すという人もいるでしょう。
しかし仕事をするにあたって「面白いと感じるかどうか」はとても重要なことで、それによってモチベーションを保てたり、長く続けることができて見えてくることがあるのです。
「何か面白い仕事ないかな?」は、あながち間違っていないということです。
では、面白い仕事とはどのようにして見つけるのでしょうか?
今回は、面白い仕事を見つけるための方法についてご紹介していきます。
目次
1.自分にとって面白いとは何かを分析する
自分にとって面白い仕事とは、それを好きかどうかということと通じます。
よく言われる「好きなことを仕事にする」のように、自分が大好きなことで、それが得意で、それを活かすというような大きなことでなくても良いのです。
「そもそも自分には得意なことすらない」と考えている人は大勢いるのですから。
そんな大げさに考えなくても「こういう仕事以外と好きかも」「これならやっても苦にならないかも」というぐらいのことで十分です。
例えば書類作成もパソコンも全然できないけど、なぜか周囲から可愛がられ、社長や取引先の人からも気に入られる、そういう人は人と接することが好きで人から好かれやすいのかもしれません。
頼まれた入力作業を黙々とやっていたらいつの間にか定時がきて、「すごいね、今日だけでこんなにできたの?」と周りから驚かれる人は、経理や総務など事務系の仕事が苦にならないかもしれません。
こういった「案外好きなのかな」という程度のものが、自分にとっての面白い仕事を見つけるために大切なファクターになります。
自分の得意なことや好きなことはもうすでに自分の中にあるのですから、それに気づくために自己分析を行いましょう。
2.これまでの経験から苦手だと感じたことを探していく
消去法というと聞こえは悪いかもしれませんが、仕事探しをする上で実は消去法は有効は手段です。
何を消去していくのかというと、「これは苦手」「これはやりたくない」という仕事です。
そうすると、自分が一体何をできるのか、何なら続けられそうなのかが限られてきます。
あれもこれもできて困るという人はそうはいないでしょう。
消去して残った仕事、それはやはりその人が得意としている、好きなことなのです。
苦手かどうかは、自分がそう思うかだけでなく、人からどう見られているかという視点も付け加えるとより信憑性が増します。
例えば、この仕事をしているときに上司からよくミスを指摘されたとか、同僚から「こういうの苦手でしょ?」と言われてしまったこととか、周りからの厳しい意見は客観的な視点なので役に立ちます。
3.友人や知人に「今の仕事面白い?」と聞いてみる
友人でも知人でもいいので、片っ端からこの質問を投げかけてみましょう。
この問いに対して「面白いよ」と答える人がいれば、その人がやっている仕事は「世の中で一人以上が面白いと感じる仕事」ということになります。
反対に「全然面白くない」という人がいれば、一人でも面白くないと思う人がいる仕事になります。
そしてこの中で「面白いと感じる人がいる仕事」について自分なりに調べてみるのです。
そうすると、今まで自分が思いつかなかったような「けっこう面白そうかも」と思うような仕事に出会えることがあります。
実際にこの方法で転職して、「面白いよ」と言った友人以上に、その仕事にはまって活躍しているという人がいるのです。
4.尊敬している人や信頼している人に聞いてみる
面白い仕事にどんなものがあるのか分からなければ、尊敬している人や信頼している友人などに、どんな仕事があるのか聞いてみるのは一つです。
「こんな仕事って面白そうだよね。」という意見が出れば、その仕事について調べてみると良いでしょう。
場合によっては「この仕事面白そうだし、君に向いている気がする。」といった客観的な意見ももらえます。
このように、自分一人で面白い仕事探しをするのではなく、誰かの知識を拝借するのは有効な方法です。
特に相手が尊敬している人や信頼している人であれば、自分もその仕事について興味を持つことが素直にできる可能性が高まります。
ただし、聞く相手は親であってはいけません。
なぜなら、親は子供の仕事に対してどうしてもフラットな視点で見ることができないからです。
例えば子供を過大評価している親であれば、実力に見合わない大企業を勧めてくるかもしれず、客観的な意見を得ることはできません。
または「子供の頃人懐っこい子だったから接客業が向いているのでは?」と言ってくるなど、親の中では子供に対しての時が止まっているものです。
親からもらえるのは、今現在の本人の資質や社会人になってから得た経験などは考慮されない意見となってしまいます。
さらに言うと親世代より、今の転職市場やどんな仕事があるのかについては、現役バリバリで働いている先輩や友人たちの方が知識も実体験も豊富にあります。
親に精神的に頼るのは良いのですが、具体的なアドバイスをもらう相手ではないということを覚えておきましょう。
5.給料を見ないで一旦考えてみる
転職先を探すときに求人広告は見るでしょうが、一旦給与欄を外して考えてみましょう。
もちろん給与は生活の基盤になりますから最終的には見ることになるにしても、先に給与を見てしまうことで仕事の面白さややりがいが判断しにくくなってしまうのです。
よく、無駄遣いをしないための方法として「本当に必要な物を買うには値札を見ないで考えることだ」という話を聞きます。
これは値札を先に見えてしまうと値段基準で商品を見てしまうため、本来自分が必要としているものなのかどうかが分からなくなるということです。
これと企業選びも似ている部分があって、給与を先に見てしまうと仕事内容よりも「給与ありき」で企業を選んでしまうことになるのです。
企業選びで一番大切にしたいのが給与であるという人はよいのですが、「面白い仕事ないかな?」という観点で転職先を探している人には、ぜひ一度給与を外して考えてみてください。
給与はいくらか分からないけどやってみたい、面白そう、そう思えた仕事が面白い仕事なのではないでしょうか?
6.転職エージェントを使って転職活動をする
仕事探しの方法はハローワークや求人誌など様々ありますが、求人件数が圧倒的に多いという点で転職エージェントの利用をおすすめします。
やはり多くの求人に触れて「こんな仕事もあるんだ」と知ることが面白い仕事を見つけるために役立ちます。
実際に面白そうな求人が見つかったら、応募のコツや面接対策など豊富な転職ノウハウを教えてもらえるのも転職エージェントの魅力です。
登録は無料なので、面白い仕事探しのためにもぜひ利用してみてください。
最後に
いかがでしたか?今回は、面白い仕事を見つけるための6つの方法をご紹介しました。
面白い仕事をしたいと漠然と考えている人は、その考えを捨てずに大真面目に分析してみてください。
「自分が思う面白い仕事ってこれかも!」と思える仕事があれば、天職になるかもしれません。