「面接前になると、緊張して普段の力を発揮することができない!」
こんな悩みを持っている人は多いです。
せっかく高い能力があっても、こんなことでは希望の転職ができないですよね。
緊張対策にはさまざまな方法があるので、自分に合った方法を一つ見つけておくといざというとき安心です。
面接前に緊張してどうしようもないときは、体一つあればできる方法を覚えておくといいでしょう。
「そんなこと?」と思うより、信じてみる方が効き目が高いので、ぜひ信じて行ってみてください。
今回は、面接前のどうしようもない緊張をほぐすメソッドを紹介します。
目次
1.お腹に意識を集中させて深呼吸
緊張して心臓がバクバクする、そんなときは深呼吸はやはり効果的。
それも、ゆっくり吐くことを意識した長めの深呼吸が重要です。
ついつい何かを考えて呼吸に集中できないという人は、下腹のあたりに意識を集中させるようにしましょう。
息を吸ったらお腹が膨らむ、吐くときはへこむというお腹の動きのことだけ考えるのです。
息という息をすべて吐き出すつもりで呼吸することを意識し、何度も深呼吸しましょう。
2.水と一体化するイメージを持つ
緊張でガチガチ、顔も体もこわばってどうしようもないというときは、頭の中に水の上に浮いている自分を思い浮かべてみましょう。
海でも川でもいいのですが、大きな水の塊にぷかぷか浮きながら、体の一部が水になっていくような様子をイメージしてみるのです。
浮力や水の流れに身を任せるつもりになると、こわばっていた顔や体がほぐれていくように感じますよ。
これは、夜寝る前に緊張や不安で眠れないという場合にも使えますので試してみてください。
瞑想のようにゆったりと時間をとって行うと効果が高いですが、面接前のほんの数分でも効き目があります。
3.自分自身を俯瞰してみる
「俯瞰」というのは高いところから見下ろすという意味がありますが、自分自身を俯瞰してみるというのは、自分を客観的に見つめるという考え方ができます。
面接の場には自分と面接官がいますが、そこにもう一人の自分を登場させてみます。
イメージは、幽体離脱。
「自分と相手」ではなく「自分ともう一人の自分と相手」が登場人物です。
自分を客観視するのはとても重要で、例えば友人からの相談を受けたとき「こうしたらどう?」「こんな風に考えてみるといいかも。」と、さまざまなアドバイスができるでしょう。
しかし、同じような出来事がいざ自分に起きると人にアドバイスしたことができなくなります。
一歩引いてみれば答えが分かるのだから、緊張する場面でも同じように一歩引くことで、自分のすべきことが見えてくるというわけです。
4.緊張をほぐす「ツボ」もある
手軽にできる方法としてツボ押しがあります。
面接の待合室で誰にも気づかれずにできるのが、手のひらにある「労宮(ろうきゅう)」というツボ。
手のひらを広げたときにちょうど真ん中ぐらいにあるツボで緊張をほぐす効果や、血行促進効果などで疲れにも効くツボです。
反対の手の親指でぐっと押すとイタ気持ちいいと感じるはず。
5秒押して離すという動作を5回ぐらい繰り返してみましょう。
5.ストレッチも効果的
緊張時には肩や背中に力が入りがちですから上半身のストレッチも効果的です。
両腕をまっすぐ上に伸ばし、手のひらで空を突き上げるようにぐぐっと押し上げます。
呼吸をしながらゆっくり両手をおろしていくという動作を2~3回繰り返しましょう。
ラジオ体操やヨガなどでも似たような動きがありますので、そういったものを参考にしてもいいですね。
肩から背中が伸びるので、緊張で力んでいるときにおすすめのストレッチです。
6.だめで元々ぐらいがちょうどいい
真面目な人ほど「この面接で決める!」と意気込んでしまい、力みすぎて上手くいかないことがあります。
元も子もない言い方かもしれませんが、面接は所詮人と人との相性の問題があり、どんなに優秀な人でも100%受かるということはありません。
だめで元々、落ちても縁がなかっただけ、そう思っておくと気持ちが楽になります。
人間には緊張感が大切だと言われますが、張りつめ過ぎた糸ではそれ以上の力を発揮できません。
ほどほどに緩い状態の方が、面接官の厳しい突っ込みにも対処でき、社会人らしい落ち着きを感じさせるというもの。
面接で絶対に忘れてはいけないのは「落ちてはいけない」という思い込みではなく、面接をしてくれる相手への感謝の気持ちをもち、好意的な姿勢で臨むことです。
それさえ忘れなければ、面接に落ちてもうだめだと自信を失う必要などないのです。
7.相手が分からないから緊張するのかも
よく分からない相手に対して怖い気持ちを持ち、そのせいで緊張につながるということはあります。
面接時の質問の受け答えなどを一通り練習しておくのも一つですが、予定外の質問には答えることができず頭が真っ白になってしまうこともあるでしょう。
質問対策もいいのですが、企業研究はしっかりやっていますか?
応募先企業の研究をして、相手を知ることはとても大切です。
話下手な人でも、自分の好きなことならよく話すということはあるでしょう。
それと同じで、入りたい企業の研究を熱心にやっておけば、変化球の質問にも答えられるようになりますし、面接終盤の逆質問タイムにも積極的に質問することができます。
企業研究は会社HPなどを簡単に見るだけでなく、転職エージェントなどの情報網を利用するといいでしょう。
企業とパイプがあり頻繁にやり取りを行う、直接企業に訪問しているエージェントもありますので、一般公開されていない情報を得ることができます。
最後に
いかがでしたか?今回は、面接の緊張をほぐすメソッドを紹介しました。
面接は誰にとっても緊張する場面ですが、ちょっとした工夫一つで良い結果を導くこともあります。
自分に合った面接のほぐし方をぜひ会得してください。