女性に人気の栄養士の仕事ですが、大変な面も多く辞めたいと感じている人も多いです。

毎日辛い思いをしていて、せっかくの知識や能力が発揮できないのであれば、転職を考えてみることをおすすめめします。

栄養士は働き方が多様化しており、転職先にも様々な場所があります。

資格を活かし、様々な場所で新たな活躍を目指しましょう。

今回は、栄養士の仕事の大変さや転職先、身につけたい力についてお話していきます。

栄養士の仕事の将来性は？

高齢化社会の日本では、高齢者向け施設や福祉関係などの仕事の需要が高まることが予想されます。

年々、食の安全性や健康志向なども高まっていますので、今後、栄養士が担う役割は大きいです。

一方で、個人の収入やキャリアアップとしての将来性を考えると、それほど高い給料は望めず、稼げる仕事という意味では将来性は低いとも言えます。

ただ、栄養士だけでなく他の専門性の高い資格などを同時に使うことで、他の栄養士との差別化を図りキャリアアップすることは可能です。

やる気がある人や専門性を高めたい場合には、進む道は幅広い職業です。

栄養士の仕事の大変さとは？

栄養士はどんなことに仕事の大変さを感じているのでしょうか。

体力仕事的要素が強い

栄養に興味があって栄養士の資格を取得したのに、実際にはその仕事の肉体的な大変さに、辞めたいと感じる人も多いです。

特に学校や施設などでの大量の調理を担当する場合には、大きな鍋を持ったり立ちっぱなしだったりと体力的勝負です。

また、時間との戦いでスピードを求められて動き回ったりと、まさに汗水垂らして働く現場のです。

朝が早い仕事が大変

病院や施設などでは、朝食の準備を指導することもあって栄養士の仕事には早番勤務があります。

朝が苦手な場合は辛い時間でもあり、時間帯によっては通勤手段が少ないこともあって不便に感じることもあります。

独特の人間関係に悩むことも

看護師などと同じで栄養士は圧倒的に女性が多い職場です。そのため女性特有の人間関係に悩むこともあります。

栄養士には年配の女性も多いため、年齢が離れた女性たちともうまくやっていく必要もあります。

そのため、派閥があったり、陰湿な陰口を叩かれたりしてしまうことで人間関係に疲れ、辞めたいと感じる人もいます。

給料が低くモチベーションアップにつながりにくい

栄養士の給料はそれほど高くありません。

資格が必要な専門職にもかかわらず、同じ施設内で働く看護師などと比べると恵まれた給料ではありません。

営業職のように頑張った分が給料に反映されるわけでもないため、モチベーションの維持が難しいとも言えます。

栄養士の転職先は？

栄養士の転職先は実は幅広く、女性が多いことからも働き方の多様化が進んでいます。

転職を考えるのであれば、今いる場所と同じような働き方にとらわれずに、自分のライフスタイルに合わせた働き方も十分に可能です。

では、栄養士の転職先としてはどんな場所が考えられるのでしょうか？

病院や施設以外にも活躍の場がある

栄養士の職場と言うと病院や施設などが代表的ですが、働き場所はいろいろあります。

例えば子供好きなら、学校給食や保育園の給食に携わることもできます。

スポーツが好きなら、アスリートのための栄養管理やリハビリなどを行う、スポーツ栄養士という道もあります。

食品メーカーや一般企業など

栄養士として働くというよりは、その知識や経験を活かして食品メーカーなど一般企業に転職するという方法もあります。

その中で栄養面での監修を行ったり、新しい企画などに携わるチャンスに巡り合えることもあるかもしれません。

一般企業であれば、勤務時間は他の職員と同じ時間帯で無理な早番もなく、栄養士の職場にありがちな女性だけの人間関係からは解放されます。

フードコーディネーターなど

最近は、メディアなどでも管理栄養士が出演したり、ダイエットや美容に効く栄養価の高い料理のレシピ本などの出版も目立ちます。

栄養士の資格だけでなくフードコーディネーターなど、メニュー考案などの幅広い企画力があれば独立して誠克していくことも可能です。

ただ、兼業でどこかの施設で勤務している人も多く、それだけで生活しけるのは一握りのようです。

栄養士が転職を成功させるために身につけておきたいこと

栄養士が転職を成功させるためには、栄養の基本的な知識以外にも身につけておきたいことがあります。

アンテナを張り情報収集することが必要

栄養学においても常に新しい知識を学び続ける向上心が必要です。

例えば、栄養価が高いと言われていた食材が、ある研究によって体に害があると発表される。

新しいダイエット方法や栄養摂取のスタイルが流行する。など、日々の変化に対応できるようアンテナを張っておきましょう。

時には海外の論文に触れたりして、昔の古い情報に執着しない柔軟性のある幅広い知識を身につけていく必要があります。

高いコミュニケーション能力

病院や施設、学校などで働く際に高いコミュニケーション能力が必要になってきます。

周囲とのチームワークを大切にしながら、協力体制を築くことで円滑な業務をする能力も大切です。

また、独立をするにしても自分を売り込む力や人脈が必要なので、栄養に関しての知識に囚われずに対人スキルを磨くことも大切です。

最後に

いかがでしたか？

今回は栄養士の仕事の大変さと転職先や、転職を成功させるために身につけておきたいことをお伝えしてきました。

食は人間の生きる基盤です。今後、栄養士の果たす役割は大きくなっていくことでしょう。

ぜひ転職を成功させて、自分の働きやすい職場でその能力を発揮させてください。