ウエディングプランナーとは、結婚式をプロデュースする仕事です。
主に新郎新婦と結婚式の内容について打ち合わせを行い、要望に応じて様々な提案を行ったり、式の準備や実際の開催などを行います。
結婚式場やホテルなどに所属したり、場所に囚われずに様々な式のスタイルを提供するプロデュース会社に勤務するなど、多くの場所で活躍できます。
ウエディングプランナーは人気が高く、なりたい職業でも上位にランクインすることも多いですが、実は離職率が高いとも言われています。
華やかでやりがいも感じられそうな仕事ですが、なぜ離職率が高いのでしょうか。
そこで今回は、ウエディングプランナーを辞めたい理由について詳しくご紹介していきます。
目次
ウエディングプランナーになりたい人が多いのはナゼ?
ウエディングプランナーは特に若い女性などを中心として人気が高い職業と言われていますが、なぜウエディングプランナーという仕事に就きたいと思うのでしょうか?
そこには様々な理由がありますが、まずは結婚という人生の節目に携わることができる喜びを挙げる人が多いです。
また、実際に結婚式に感動して、自分で結婚式を手がけたいと思い希望する人もいます。
一組一組、違った結婚式をプロディースすることはとてもやりがいのある仕事でしょう。
他にも、花やドレスなど女性が好きな華やかなものに触れることができる、楽しそうな仕事だというイメージも大きいようです。
ウエディングプランナーを辞めたい理由について
憧れる人も多く人気が高いウエディングプランナーを、一体なぜ辞めたいと思うのでしょうか?
その理由についてご紹介していきます。
体力仕事が多かったから
ウエディングプランナーは新郎新婦と打ち合わせをするだけでなく、実際の会場準備や移動などでかなり体力を使う仕事です。
式がある日は朝早くから準備をして、夜遅くまで会場の片づけを行いますし、休憩もほとんど取れない日もあります。
また、式の日取りは決まっていますから、準備に遅れが出ている場合には休日出勤をしてまで間に合わせなくてはいけません。
ウエディングプランナーに憧れる人の多くは、体力的な大変さについて見落としがちで、実際に働いてみると耐えられないと感じる人が多いです。
イメージとのギャップが大きすぎるから
ウエディングプランナーという職業は華やかで、かっこいいイメージがあります。
しかし言い方を変えればノルマがある営業ですし、客の言うことが絶対で理不尽なクレームを受けることもあります。
華やかなイメージから想像できない、地味で骨の折れる仕事も多いのです。
きれい、楽しそう、華やか、などのイメージを持ってこの業界に入ってきた場合には、そのイメージとのギャップで辞めたいと感じてしまう人が多いです。
精神的プレッシャーを感じて
ウエディングプランナーは精神的に非常に負荷がかかる仕事です。
精神的なプレッシャーには二つあります。
まず一つは、新規契約やオプションなどをつけて料金を上げることなどのノルマに追われていくことに対するプレッシャーです。
そして二つ目は、結婚式という一生に一度の一大イベントでミスが決して許されないことへのプレッシャーです。
後者の場合は特に多くのプランナーが感じていることです。
仕事に真面目に取り組んでいる人であればあるほど、夜も眠れないぐらいのプレッシャーに悩まされてしまうこともあります。
料金回収など現実的な仕事に嫌気がさして
ウエディングプランナーは結婚式をして終わりではなく、その後の料金回収をしっかり行うまでが仕事です。
結婚式の費用は前払いや当日払いなど払うタイミングは、結婚式場によってそれぞれ異なります。
特に近年はサービスの多様化に伴い、ご祝儀を充てることができる当日払いや後払いなどの式場も増えてきました。
どの場合でも結婚式にはまとまったお金が必要なため、金銭トラブルに巻き込まれることは意外に多いのです。
例えば髪形が気に入らないなどの理由で部分的な料金の支払いを拒否したり、ひどい場合には夫婦そろって連絡が取れなくなって回収できなくなるどのケースもあります。
当然回収できなければ担当として上から厳しく言われますから、自ら新郎新婦の行方を探したり両親を訪ねていくこともあります。
最終的には弁護士などの専門家に頼むことになりますが、結婚式という夢のある世界から、料金未払いという現実に直面し、新郎新婦に裏切られたという気持ちになる人も多いです。
将来性に不安を感じたから
近年はゼロ婚と呼ばれるような持ち出しゼロのお金をかけない式が増えてきており、従来のように大きな結婚式場で披露宴を行う新郎新婦も減ってきました。
結婚式場などに所属しているウエディングプランナーの場合には、式場そのものの経営に不安を感じる人もいるでしょう。
また、生涯未婚率が高まりそもそも結婚をしない人や、結婚はするけれど結婚式を行わないという選択をする人たちも多くなっています。
昔は結婚したら結婚式を挙げてお世話になった人たちに報告をすることが当たり前でしたが、現代は考え方も多様化しており、今後も結婚式そのものの必要性については疑問を投げかける人は増えていくかもしれません。
このような流れを受けて、ウエディングプランナーという仕事そのものに将来性を感じ取れず、早めに転職を考えた方がよいとして辞める人も増えてきています。
ウエディングプランナーを辞めて転職を考える人へ
ウエディングプランナーを辞めたい理由は人それぞれですが、多くの方がここまでご紹介したような理由で辞めるという道を選んでいます。
正確なデータはありませんが離職率は高い職業だと言われています。
見た目やイメージと違って大変な仕事ですから、ウエディングプランナーを辞めて転職を考えるのは決して間違ったことではありません。
我慢の連続は自分自身を追いつめますし、ひどい場合にはうつ状態などに陥ってしまうこともあります。
自分の身は自分にしか守れませんから、早めに転職に向けて動きだしましょう。
まずは転職エージェントに登録し、自身がどんな働き方をしたいのか冷静に分析していきましょう。
転職エージェントは転職支援のプロですから、自分では思いつかないような良い求人を紹介してくれることもあります。
また、転職にあたっての疑問や不安なことなどについてアドバイスを受けることもできます。
無料で利用できますからぜひ活用してみてください。
ウエディングプランナーの理想と現実
今回はウエディングプランナーを辞めたい理由についてご紹介しました。
人気が高いからと言って必ずしも働きやすい職場というわけではありません。
自身の適性や希望の働き方と照らし合わせて、自分が生き生きと働ける職場に転職を成功させてください。