現在管理職で転職を考えている方は、是非知っておいて欲しいことがあります。

それは一般社員がどんな上司を求めているのかということです。

ビジネス書などを読み、あるべきリーダー像について研究されるのも良いですが、部下が求めるリーダー像とかけ離れた、従業員が働きやすい環境を作れないような上司は、上司としての仕事をしていると言えるでしょうか。

上ばかりを見て突き進んでいくのではなく、一度部下たちの声に耳を傾けてみることで、思いもよらない発見や素晴らしい仕事の結果が待っているかもしれません。

そこで今回は、こんな上司についていきたい!という部下たちの本音をまとめてみました。転職先での部下の信頼を得るためにも是非参考にしてみてください。

褒めるところは褒めてくれる

今の職場で部下に褒めるということをしてきましたか?部下がついてこない、信頼を得られなかったという場合は、褒めたことがあったかを真剣に考えてみてください。

社会人になるとそう褒めてもらえる機会はありません。しかし元来人間は褒められると嬉しい生き物です。小さな子供の頃、大人たちに褒められて少しも嬉しくなかったという子供が果たしてどれぐらいいるでしょうか。

大人になっても、頑張ったことや結果を出したことについてはきちんと褒めてくれる上司は、部下のモチベーションを上げ、職場の雰囲気も良くするので、結果として業績のアップにつながることが多いです。

褒めるというのは心で思っているだけではなく、行動で表すことが必要です。転職先では部下の活躍を積極的に褒めるようにしてみると、部下からの信頼を得やすいはずです。

注意の仕方に工夫がある

上司として部下の誤りを注意し修正に導いてくれるのは上司の大きな役割の一つです。しかし、注意の仕方に工夫がない上司は部下の信頼を得ることは難しいです。

例えば、人前ですぐ怒鳴ったり、人格を否定するような発言をする上司はいまだにいます。

下手をするとパワハラになってしまいますが、そこまではいかなくても、部下はそんな注意の仕方をする上司についていきたいとは思っていません。

最後の最後は責任を取ってくれる

部下に色々と任せてくれる上司は、部下の力を伸ばしてくれる良い上司だと言われます。しかし、最後の最後の責任は取るのが上司です。

すべて部下に任せっきりで失敗の責任も取ってくれない上司は、ただ仕事を部下に押し付けているだけです。

面倒なことや事務的な作業は一切やらなかったとしても、最後の責任は取ってくれる、そんな上司こそが最終的には部下から認められてついていきたいと思われるのです。

信用して任せてくれる

前述したように、部下にすべての仕事を押し付ける上司もいけませんが、部下に全く何もさせない上司も、部下からは求められていません。

自分でやった方が早いとばかりにすべてを自分でやったり、責任ある仕事を一切任せないと、部下の力が伸びることも、やりがいを持って頑張って仕事に取り組むこともありません。

そのうち、もっと仕事を任せてくれるやりがいのある職場を探して転職してしまうのがオチです。

優秀な人材であればあるほど、そのような上司に辟易としているはずです。部下の能力を伸ばせない上司は、上司として失格ではないでしょうか。

部下の意見を取り入れてくれる

現場でクライアントと直に接する部下の声は非常に重要な要素となります。しかし、自分の力や過去の自分の経験だけを信用しすぎてしまっている上司の場合、部下の声を全く聞かない、意見を取り入れないということはよくあります。

変なプライドが邪魔をしている場合もあるようですが、部下としてはせっかく意見を言ってもどんなときも取り入れられないと、そのうちやる気をなくしてしまいます。

何を言っても無駄な上司だと愛想を尽かれてしまいます。今の職場で部下が自分についてこないのは、そのせいかもしれません。

部下に平等である

ついつい特定の部下を可愛がったり、同じことをしても人より評価してしまっている傾向はありませんか?これについては自分を客観的な目線で見る努力をすることが必要です。

人は自分に懐いている部下や器用で要領の良い人間をどうしても贔屓しやすい傾向にありますから、他の社員にそのように感じられないように気をつける必要があります。

部下の中には、贔屓されたと感じてやる気をなくしてしまうという人もいます。どんな部下であっても適正がありますし、力を発揮できる場所が必ずあります。それを見つけて平等に接することができる上司こそ、上司としての役割を果たしているのではないでしょうか。

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最後に

いかがでしたか?

今回は、転職を考えている管理職の方に是非知っておいていただきたい部下が求める上司像についてお話してきました。

今の職場で部下がついてこない、力を発揮してくれないなど悩みがあった場合は、部下の目線で考えるということが足りなかったのかもしれません。部下の本音を参考にして、転職先で役立ててみてください。