転職では自分という商品をいかに相手に売り込むかが大事ですから、自己PRは非常に大切です。
特に面接官はどんな貢献をしてくれるのかを知りたいので、自分の強みを積極的にアピールしていくことが内定をもらうための必須ポイントになります。
ただ、その方法を間違えてしまうと、せっかくの強みが伝わらない、逆にマイナスポイントだと思われてしまうこともあります。
正しい強みのアピール方法で責めるようにしましょう。
そこで今回は、応募書類や面接で自分の強みをアピールするときに気を付けたいことをご紹介していきます。
目次
具体的なエピソードを交えてアピールすること
面接や応募書類はは見ず知らずの人同士が相手を見極めるための場ですから、曖昧な表現や具体性に欠けるアピール方法ではうまく伝わりません。
「コミュニケーション能力が高い」と言われても、具体的にどう高いのかがわかりません。
こんな場面で、こんなコミュニケーションを通して評価されたと、具体的なエピソードを交えてアピールしていくことが大切です。
どんな、どのようにが大切
ハイスペックな能力の高い人にほど多いのですが、これまでの職で経験した実績をやたらとアピールしていくのは避けるべきです。
特に面接では、広く浅くではなく掘り下げたアピールが必要になります。
例えば、「クレームに対応した経験がある」ということでも、それだけで終わってしまえば他の応募者との差別化を図ることができません。
クレーム対応など社会人経験があれば一度や二度は経験したことがある人は多いです。
どんな相手に対して、どんな理由で、どのような切り口で相怒りを抑えていこうと思ったのか、そしてどんな結果になったのか、掘り下げて話していくことが大切になります。
面接官がこれまでの実績とともに知りたいのは、その実績をどんな過程で積み上げてきたのかということです。
常に、どんな、どのように、ということをアピールすることを意識していましょう。
独りよがりの自己分析で終わっていないかどうか
転職活動に臨む前に自己分析をしっかり行うのは基本ですが、「自分ではこう思う」だけで終わってしまうと少々残念です。
より明確に自分という人間を整理するためには、他者評価は重要です。
なぜなら仕事は一人で行うものではないですから、独りよがりの分析が間違っていると自分と周囲の評価にギャップが生まれてしまって、思っていた会社、人材と違うと双方にとって幸せな結果になりません。
自己分析はまずは自分で行うのですが、その後に知人や友人、キャリアコンサルタントなど客観的な意見を元に再度整理をし直す必要があります。
たくさん書けば良いというものではない。要点をまとめているか?
経験豊富で実績がある人は、職務経歴書に書くことも多く、どれもこれもアピールしたくなる気持ちはわかります。
しかし、たくさん書けば良いというものでもありません。
中には非常に細かい文字でつらつらと実績を羅列したような職務経歴書もありますが、それでは見にくいですし、基本的な文書作成能力があるのかすら疑われてしまうことになります。
要点をまとめてあり、さらにキャッチーなコピーを利用して目を引くような内容になっていると興味を持ってもらえます。
応募書類は大切ですが、大切なのは「会ってみたい」と思わせるかどうかです。
自分の職歴や実績を自慢するための書類ではないということを忘れないようにしましょう。
強みに変えられる弱みは何か
応募の段階では、自分の強みを主にアピールしていくことになります。
弱みばかりを並べられても採用したいと思われるはずはありません。
ただ、面接では強みだけでなく弱みを聞かれることもよくあります。
面接官は、目の前の人が自社で貢献できるかを知りたいと同時に、不安要素を解消しておきたいという気持ちがあるからです。
弱みを伝えるのは不安が大きいかもしれませんが、強みと弱みは表裏一体の関係にあり、弱みだと思っていたものが強みに逆転することはよくあります。
そして、弱みを補うために工夫していることを伝えることもできます。
例えば、注意力散漫なところがある人でも、色々なものに興味を持つことができてフットワークが軽い、という強みに変えることができます。
そして弱みをカバーするためにチェックシートを作成する習慣を取りいれたなど、自分が工夫してきた点を述べることができます。
自己分析の際に、強みと弱みは両方書き出しておく必要がありますが、弱みについては強みとなる側面もあわせて考えておくようにしましょう。
強みがどのように転職先で活かされるのか面接官がイメージできるか
素晴らしい強みがあっても、それを活かせる業界や職種でなければ企業と応募者とのマッチングが成立しません。
美容師免許を持っていても、一般企業で活かすことは難しいですよね。
それよりも、一見地味な強みでも転職先でしっかりと活かすことができる強みを持っている人の方が強いです。
そしてそれを面接官が具体的にイメージできるのかが大切です。
それには応募先の特性や仕事内容などをしっかりとリサーチし、「その仕事はこの強みがこんな風に活かせます!」と強みの再現性の高さをアピールすることを意識するようにしましょう。
応募書類の添削や面接時の対応はプロの力を借りよう
応募書類は作成し終わったら第三者に見てもらうのが一番です。
内容に一貫性はあるか、自分の強みがしっかりと伝わりやすい内容になっているのか、客観的な目で見てもらうことで、書類選考通過の確率もぐっと高まります。
一番おすすめなのは転職エージェントに添削してもらうことです。
転職支援のプロで、これまで多くの転職を成功させてきた経験から、「目に留まりやすい書類、見向きもされない書類」が分かります。
さらに転職エージェントであれば、面接時の対応などについてアドバイスをもらうこともできます。
せっかくの強みですから、効果的な方法でアピールするコツを知ることで、転職の成功も近づくでしょう。
最後に
いかがでしたか?今回は、転職活動で自分の強みをアピールするときに気を付けたいことをご紹介しました。
強みは相手に正しく伝わってこそ強みとして生きてきます。
正しいアピール方法を身につけ、自分の能力やスキルを思う存分発揮できる企業に転職を成功させてください。